ほびーましんブログ

あなたは事業主で数名の職人を雇っています。

（社長と社員って書いてもいいけど　あえて・・・）


事業内容は　金属加工を行っているという想定で考えてみてください。


顧客からの注文があります。
市販の汎用部品には無い　指定形状の切削加工の依頼なので　作るしかありません
俗にいう　ワンオフパーツってやつですね。


材料代原価は　2万円
加工時間は　1パーツの加工で　2時間（フライス経験　20年の職人さんが加工した場合の時間）
数量が4つなので　合計　8時間

設備機器購入金額
設備機器維持費
使用工具のコスト
段取りの時間

等は　今回は考えない事にします。



あくまで　人が行う作業　もしかしたら　加工ミスで材料費がプラスされてしまうかもしれません
職人さんが作業中怪我をする可能性もあります・・
しかし　もちろん　怪我やミスしたから　お客様に　上乗せで請求は出来ませんよね


ちなみに　この職人さんが40歳だとすると　賃金構造基本統計調査等を参考にすると　32万円程度の給与になります・・賞与も年2回別途あり　　もちろん　もっと高くもらっている方も逆もいらっしゃるかと思います。

32万円は　あくまで給与です　一般的には　事業主（会社）で支出する人件費は給料のざっと1.5～2倍となる場合が多いです。

全体の事業主（会社）の支出を考慮した上で　事業主（会社）に利益が無ければ　会社は成り立ちません。




この様な加工品　あなたが事業主（社長）なら　価格設定は幾らにするでしょう？


もし　あなたが　顧客側だったら　も考えてみましょう？


高いとか　安いとか　物の価値は　両方の立場で考えれば　正しい　答えが　導き出せると思います。